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 高校生クイズで出題された数学の問題に端を発して、ふとアイデアがよぎりました。サイコロの目を「1から6」とせず、「1からn」と一般化してみたらどうなるのだろうというアイデアです。
 つまり、こういう問題です。
 1~nまでの目が等しい確率で出るサイコロを繰り返し投げるとき、出た目の和がnになる確率を求めなさい。

 nが1やら2、3のときは「どんなサイコロやねん!」とツッコミを入れたくなる気持ちもわかりますが、そこは目をつむってください。

 計算をせずとも、nが大きくなればなるほどその確率はだんだん小さくなるのは予想できます。しかし、その確率は0に収束するのか。それとも、0以外の特定の値に収束するのか。直感ではどう考えますか。また、各々のnの値でこの確率を計算するのは(根性さえあれば)容易です。しかし、nの式で表すとどうなるでしょう。綺麗な式になるのでしょうか。

 何はともあれ計算してみました。


 以下において、各々のnに対する求める確率をPnと表します。

5074d5d8.gif

 解き方を解説するのが目的ではないので、解法の解説は割愛します。

 解いていくとその構造に気づくのですが、こうして並べられた式を見るだけでも、式の美しさが目を引きます。
 計算してみて、または、上を見て、この途中式の構造に気づくでしょうか。Pnの一般式を予想できますか。そして、この式の構造からそのPnの一般式を直接示せますか。また、nを無限大に発散させたときのPnの収束はどうなるでしょう。

(つづく)

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