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 久しぶりのブログの更新です。

 3月27日(土)午後9時からツイッター上で「ツイッター漫画語り」というイベントが開催されます。テーマは『アイシールド21』。『アイシールド21』は「週刊少年ジャンプ」に連載されたアメフトを題材とする漫画で、稲垣理一郎さん原作、村田雄介さん作画による作品です。
 『アイシールド21』は37巻にも渡る作品です。この「ツイッター漫画語り」で全体像を追いかけたり、特定の箇所を参照したりするのに役立つかと思い、『アイシールド21』で行われたアメフトの対戦カードをまとめました。
 下のリンクから表示、またはダウンロードしてください。pdfファイルになっています。

『アイシールド21』対戦カード一覧表(pdf)

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 なんだか最近、書店で「エッセイマンガ」を見かけることが多くなっている気がします。『ダーリンは外国人』(小栗左多里・著、メディアファクトリー)や『ツレがうつになりまして。』(細川貂々・著、幻冬舎)が出版され出した頃からその傾向がありましたが、最近その傾向が強まっているのを感じます。『ツレがうつに……』は、今度NHKでドラマ化(※)されるようですし。

(※) あの絵のタッチのおかげで「ウツ」という重いテーマが清濁まとめて受け止められることを思うと、実写化したとき「重さ」だけが強調されるのではと不安なのですが。もしくは、単純に苦労&成功物語化してしまいそうで……。脚本を引き受けた作家の度胸に感服します。


 エッセイマンガの点数が多くなり、本屋の一角を賑わせています。「出版不況」なんて言われている昨今で、どれだけ売れているのかはわかりませんが、出版点数をみる限りでは密かなブームが起きているのは間違いないようです。

 出版されるまでにすでに選別が行われているからでしょうか、アイデアに富んでいます。しかし、アイデアに優れているばかりに不安がよぎります。このうち何人の作家が生き残るのだろうと。
 エッセイマンガというのは、そのエピソードの面白さだけで充分魅力を発揮します。エピソードそのものが面白いからです。

 けれども、「エピソードの面白さ」だけでこの業界で生き残れるのでしょうか。疑問が湧いてきます。
 「エピソードの面白さ」だけだったら「替え」はいくらでもいると思うのです。変な話、出版社側の立場にしてみれば若い人の方が原稿料を安く抑えられるわけです。「エピソードの面白さ」にしか魅力がなければ、次から次と新人を投入する方が効率的であるように見えます。
 せっかくこうやって日の目を見ているのですから、実力を付ける努力をしてほしいと思うのです。又とないチャンスを逃してほしくはありません。画力は上げてもらいたいです。コマ割りに工夫を感じられない作家も多く見られます。セリフ回しもまだまだ工夫ができると思うのです。
 「描けない人」が偉そうに講釈を垂れる資格は本来ないのですが、つい書きたくなりました。エッセイマンガの作家さんたちがこの先もエッセイマンガを続けていくにしろ、ストーリーマンガを描くにしろ、実力を付けないことには職業として続けていけません。「次を読みたい」という期待の裏返しとしての講釈だと考えてください。


 最近読んだ(まあ、本屋での立ち読みで誠に恐縮なのですが)エッセイマンガを何点か取り上げておきます。

★        ★        ★

『ひとりぐらしも9年め』
著者:たかぎなおこ
発行:メディアファクトリー

 この『ひとりぐらし』シリーズの他にも、『浮き草デイズ』(1)(2)(文藝春秋)、『150cmライフ。』(1)~(3)(メディアファクトリー)、『ひとりたび』シリーズ(メディアファクトリー)など数々のエッセイマンガを書いているたかぎさんの新作です。
 たかぎさんの「ゆるさ」は、1つの芸だと感じます。
 自分の「弱さ」を隠すことなく描きます。「だらしなさ」も「いいかげんさ」といった「弱さ」をそのまま描きます。その「弱さ」は、多分、ほとんどの人が持っている「弱さ」で、それを隠すことをしません。だから、どこか親近感が湧いてくるのでしょう。弱いのは自分だけではないんだと安心できます。この安心感と作風が相まって「ゆるさ」が演出されます。
 それにしても、ビールを飲む姿が印象的です。何とも幸せそうに飲んでいます。どんなコマよりも気持ちがこもっているのを感じます。

★        ★        ★

『結婚式っておもしろい!?』
著者:たかはしみき
発行:主婦と生活社

 本屋で見つけて夢中になって読んでしまいました。
 いや、「結婚」なんて、まだまだ縁のない話です。けれども、結婚を巡る苦労が赤裸々に描かれていて、その生々しさに引き込まれてしまったからでしょう。時を忘れて読みふけってしまいました。
 多くの人はそうだと思うのですが、多分、このマンガを読むと、登場人物を自分に置き換えてしまうのではないでしょうか。来るべきに備えて脳内シュミレーションを行っているのだと思います。この苦労は他人事ではない。その思いが夢中にさせてくれます。
 途中の波瀾万丈でドキドキさせてくれるのですが、締めくくりが爽やかに終わってくれるので、読者としては救われます。
 いよいよ結婚が決まるぞというカップルにこの本を贈ったら、喜ばれるのではないでしょうか。肝が据わって、苦労を乗り越えてくれそうです。

 それはさておき、この本には「発行日」が書かれていないのに気付きました。
 日本の書籍には「発行日」が書かれていることが多いのですが、そういう決まりは存在しないそうです。「発行日」を書くのはただの慣習。
 この『結婚式って……』に「発行日」が書かれていないのって、意図的なのでしょう。営業的な戦略を予感させます。

★        ★        ★

『理系クン』『理系クン 結婚できるかな?』
著者:高世えり子
発行:文藝春秋

 結婚つながりでもう1冊。「理系クン」を文系彼女から見たエッセイマンガです。1冊目の『理系クン』でカップルとしての様子が描かれていましたが、2冊目の『理系クン 結婚できるかな?』でついに婚約しました。なんともおめでたい話です。
 「理系」の僕としては、何とも身につまされるマンガです。ここに描かれる「理系クン」が他人に思えません。
 このマンガを読むと「理系クン」の思考がつかめます。理屈っぽくて、自分の趣味嗜好に忠実で、アルゴリズムで物事を処理したくなり、意味の有無で価値判断をしてしまう。自分はこんなに極端ではない!と多くの「理系クン」は思うのでしょうが、他人から見たらこう写るのでしょうね。「理系クン」の一員として、ゾッとします。
 もちろん、個人差はあるし、色眼鏡で見るのもいけませんが。
 『理系の人々』(よしたに・著、中経出版)も同じ「理系クン」系統の本ですね。こっちはこっちで違う方向の極端ですが。

(『ぼく、オタリーマン。』シリーズが100万部突破だそうで。これはすごい!)

★        ★        ★

『日本人の知らない日本語』
著者:蛇蔵、海野凪子
発行:メディアファクトリー

 このマンガは原作者(海野凪子さん)と漫画家(蛇蔵さん)が別の人というものです。エッセイマンガでは珍しいです。原作者である日本語講師が1つのキャラクターになっていて、魅力的な存在になっています。
 エッセイとして自分のことを自分で描くと、どこか照れが出てしまいます。けれども、このマンガでは照れを出すことなく突き抜けていて、それがいい塩梅に面白さを誘発しています。
 『ダーリンは……』『日本人の……』と2つのマンガを読むと、言葉にこだわりを持った外国人はそのこだわりだけで充分面白いのがわかります。「そこが気になるのか!」というのが新鮮です。そのこだわりに翻弄されている姿が笑いを誘います。


 印象に残ったマンガを書き記しました。他にも読んだものはあるのですが、あまり印象に残っていません。これからも「エッセイマンガ」を追いかけ、応援していきます。

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 阿辻哲次さんの『漢字三昧』で見つけた漢字で書かれた元素の周期表です。

 以下、自分の読書記録ブログで書いたことからの引用です。

 この周期表をみるほとんど形成文字で漢字が作られているのがわかります。
(形成文字とは、意味を表す部首に音を表す部分を組み合わせてできた漢字です。)

 気体を表す漢字には「気」の「メ」の部分に様々なパーツがかかれています。
例えば、フッ素であれば「気ーメ+弗」、クリプトンであれば「気-メ+克」。雰囲気をよく伝えています。

 液体を表す漢字には「さんずい」が使われています。
臭素であれば「さんずい+臭」。実にそのままでわかりやすいです。

 固体は金属元素と非金属元素で部首が異なります。金属元素には「金へん」(ただし、中国で使われる異体字になっています)が、非金属元素には「石へん」がそれぞれ使われています。
金属元素のナトリウムは「金+内」、マンガンは「金+孟」。非金属元素で、炭素はそのまま「石+炭」、テルルは「石+帝」。

 日本語での発音でも理解しやすいものを例として取り上げましたが、中国語を知っている人はもっと楽しめるのでしょうね。

 なお、金属であるにも関わらず常温で液体である水銀。「金へん」なのか「さんずい」なのか。どちらでもなく、「エ」の下に「水」を重ねた漢字で表されています。「エ」の部分に金属を表す意味があるのでしょうか。想像してみると楽しいです。

○漢字元素周期表
 http://www.akatsukinishisu.net/kanji/genso/table.html

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1週間ばかり経過していますが、先週の2月25日(水)に販売された『月刊アフタヌーン』4月号において、同誌に連載中の漫画『宙(そら)のまにまに』がアニメ化されることが発表されました。
1月終わりに販売された3月号で「次号で重大発表?!」のようなことが書かれており、おおかたアニメ化だろうとは予想はしていたのですが、実際に発表されるとうれしいものです。

『宙のまにまに』は、高校の天文部を舞台とした漫画です。仲間との天体観測やその他活動を通して「心の成長」をしていく主人公の大八木朔の様子が、描かれています。
……なんて堅苦しく書きましたが、そんな堅く考えなくても物語を読み進めていけます。

主人公の幼なじみの明野美星がぴょこまかと動き回ります。自分の思いに忠実に「前に」進んでいきます。
ほかの登場人物もいい味を出しています。誰をとっても、1話描けるだけの濃いキャラクターを発揮しています。
(寡聞にして知らないのですが、各登場人物を主人公にした2次創作、いわゆる同人誌がきっとあるのでしょうね。その気になればすぐ見つけられそうです。以上、蛇足でした。)

舞台が「天文部」ということから、星の話題、天文の話題が豊富です。劇中では、物語の進行にあわせて春夏秋冬の各星座の紹介が挿し込まれています。星座そのものだけでなく、元となったギリシア神話や星の見方、ちょっとした豆知識も語られます。知識欲が程よく刺激され、造詣が深くなります。
僕はこの漫画がきっかけで、(もともと興味はあったとはいえ)プラネタリウムに通ったり、天文雑誌を手に取るようになりました。僕のフィールド(領域)を広げてくれた貴重な1冊です。

こんな『宙のまにまに』のアニメ化が発表されて、非常にうれしく思っているのです。

大げさに書けば、『宙のまにまに』アニメ化で天文ファンが増えるのでは。そんな期待を抱いています。
折しも今年はガリレオ・ガリレイが天体望遠鏡を作った1609年から400年。これを記念して、今年2009年を「世界天文年」として、各地でイベントが行われています。
『宙のまにまに』も「世界天文年」を彩る一員となりました。

それを考えると、小中学生が見やすい夕方~夜に放送してくれるのがふさわしいのですが、今のところ局・時間ともに発表されていません。
最近ありがちな「夜中に12話程度放送」→「視聴率がとれたら第2弾発表」→以下繰り返し……のパターンでは、一部のファンにしか見られない作品になってしまい、天文ファン開拓にはつながらない結果に終わってしまう可能性が高いです。こうならないことを祈るばかりです。今は正式発表を待つしかできません。

と、大きな期待を書きましたが、実際のところは「夜中の12話程度パターン」になるだろうと予想しています。
理由は簡単です。話のストックがないからです。
主人公の大八木朔が高校に入学するところから物語は始まりました。そんな主人公たちは物語の中で現在高2。それもようやく2学期。
古くは『ドラゴンボール』、今だと『名探偵コナン』『ワンピース』のようにアニメと、連載中の漫画と並行しながら、いつ終わるとわからずスタートを切ることもあるでしょう。
けれども『宙のまにまに』でこの3作品のようなアニメ化は考えがたいでしょうから、終わりは決まっているはず。そうすれば、物語のストック上「高1の1年間の物語」を描くはず。この「1年間の物語」がうまくいけば、次の「1年間の物語」=「高2」を放送するはず。
ここまで考えると、コンパクトに「夜中の12話程度パターン」となるのではと悲しい予想にいきついてしまうのです。

とはいっても、「高1の1年間の物語」を24話程度(2クールと呼ぶのでしたっけ?)放送することもできます。かつて『魔法陣グルグル』や『魔法騎士レイアース』のような例もありました。
希望は捨てる必要はないですよね。

アニメを意味するanimationという単語は「命を吹き込む」という語源を持つとか。『宙のまにまに』のキャラクターたちに命が吹き込まれるのが楽しみです。

好きな作品のことを好きなように書くのは楽しいですね。『宙のまにまに』のことはまだまだ書きたいことがあり、機会を見つけて書いていきたいです。


○アニメ版『宙のまにまに』公式サイト
 http://www.mmv.co.jp/special/soramani/

○『宙のまにまに』の作者・柏原麻実さんのサイト 『はらっぱ商店街』
 http://members.jcom.home.ne.jp/mmk1999/

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『東大生が教える! 超集中術』という本で知った「7対3の法則」。

本によると「7対3の法則」とは以下のようなものです。
○「知っていることと知らないことが両方存在する」状態が、脳に刺激を与える。
○「知っていること」と「知らないこと」の割合が7対3のときが、一番効率よく物事に取り組める。

上にもっともらしく書きましたが、この『東大生が教える! 超集中術』が手元にないので、記憶とネットで調べたことを基に書きました。

それで、この法則を元に一ネタ文章が書けることを思いついたのです。ただ、僕の考えたことが「7対3の法則」の極解になってしまう危険性があり、1次資料である大元を調べていたのですが、……ネット上に見つからない!

ネットにあるのはどうも、すべてがすべて上の『東大生が教える! 超集中術』が情報源。1次資料はどこ? この本には情報源が書いていなかった気がするのです。

家で本を探すより、本屋で探したほうが早そうなので、近々本屋に行かなくちゃと思った次第です。
備忘録として、ここに書き記しておきます。

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このサイトについて……
 思っていること、考えていることを誰に頼まれることもなく綴っています。自分の思考の整理として書いているので、日記ではありません。
 自分のアンテナに引っかかった面白いもの、興味惹かれるものも収集して記録しています。
 不定期連載です。気の向いたときにお立ち寄りください。

 なお、別サイトで読書記録をつけています。こちらにもお立ち寄りいただければ幸いです。
http://bookdiary-k.blogspot.com/
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