忍者ブログ
[1]  [2
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

引き続き『部首のはなし』から。

○てんさい
「さとうだいこん」や「ビート」とも呼ばれる「てんさい」。北海道の主要な農産物で、さとうの材料として社会科で学習します。
この「てんさい」、漢字で書くと「甜菜」。「舌」に「甘い」。実にイメージが膨らむ漢字です。
実際に「甜」という漢字は、中国で「あまい」という意味だとか。中国では「甘」という漢字では「あまい」といういみにならないそうです。

○じょうぎ
「定規」の「規」は、元来、正しい円を描く道具を表す会意文字だったそうです。
「規」の「夫」の部分「ぶんまわし」、すなわち「コンパス」を表しているようです。
ここから「規則」の「規」という意味にもつながっています。
なお、直線を引くための「じょうぎ」は「矩」といったそうです。
この「規」と「矩」を組み合わせて作った熟語「規矩」。人が守るべき筋道を表す規則や法則を意味しています。

○かわ
「皮」と「革」。
「皮」の方は獣毛がついたままの「かわ」を意味していて、「革」の方は獣毛を取り去ってなめしたものをいうそうです。
「皮」が部首名となったときには「けがわ」。皹(ひび)・皹(あかぎれ)・皺(しわ)などの漢字があるそうです。
一方、「革」が部首となるときには「かくのかわ」「つくりがわ」と呼び、靴・鞭・鞄・鞍などの加工品で占められています。

拍手[0回]

PR

「口」という漢字には「人の数」という意味があるらしいです。

阿辻哲次さんの『部首のはなし』p.18~19に書かれています。

『部首のはなし』によると、人間には口が1つしかない、だから「口」=「人の数」という意味が生まれたようです。

「人口」「口分田」にその例が見られるそうです。

この話を思わず記録しておきたくなったのは、「人口」も「口分田」も間違えやすい漢字だからです。
「人口」には「人工」という同音異義語があります。「口分田」は「区分田」とする間違いが多く見られます。

「へ~」と思わずうなりたくなります。しかも、“役に立つ”トリビアです。実にすばらしい!


○自分が書いている本の備忘録サイト『BOOK DIARY etc』より「部首のはなし」
 http://bookdiary-k.blogspot.com/2009_02_01_archive.html#862503529293933727

拍手[0回]

★このブログ以外にも、自分で読んだ本の備忘録として『BOOK DIARY etc』というブログも昨年2007年からずっと続けています。そこでたまに【本にまつわるエトセトラ】と題して、本に関することを書いているのです。そちらで書いたコラム風の文章をこちらでも読めるようにしておきたいと思います。

○自分の本の備忘録サイト『BOOK DIARY etc』
 http://bookdiary-k.blogspot.com/


またまた『金魚屋古書店』第8集からのネタです。

ヨーロッパの愛書家の間には伝統的に「エクスリブリス」という習慣があるそうです。
「エクスリブリス」とは、所有者を示すための小票のことです。「エクスリブリス/EX libris」という表記と本の所有者さえ書いてあれば、大きさ・スタイルは自由だそうです。多くの場合は美術的な絵・図版と共に描かれていることが多いようです。

銅版画であったり、消しゴム版画、デジタルプリントなどでもいいようです。ということは手間はかかりますが1枚1枚手書きでも構わないのでしょう。

なお、「エクスリブリス/EX libris」とは、ラテン語で「~の蔵書から」という意味だそうです。日本語では「蔵書票」と呼ぶことが多いようです。

今回の『金魚屋古書店』では、この世に1つしかないエクスリブリスの貼られた『百花庭園の悲劇』という漫画を探す話が掲載されています。
途中、上に書いたようなエクスリブリスの解説が書かれていて、この存在をはじめて知ったのです。上で書いた解説なんかよりも、絵がある分ずっとわかりやすい開設になっています。
蛇足ですが、「たとえばこんな図版でも?」というセリフと共に、いわゆる萌絵が描かれていたのは面白かったです。そしてそこには「流行るといいですね」というセリフも。もしかしたら、これをきっかけに本当に流行ったり……なんていうのは妄想が過ぎるでしょうか。

ちょっと、自分のオリジナルエクスリブリスを作ってみたくなりました。展示会みたいな機会があったら行ってみようと思います。

○ウエブサイト『蔵書票ホームページ』
 蔵書票の解説と何人かの作品が見られるようになっています
 http://pws.prserv.net/jpinet.Exlibris/jpinet.exlibys/index.htm

○「ロマンの泉美術館」オフィシャルウエブページ
 蔵書票が展示されている新潟県西蒲原郡にある美術館
 http://www.roman-no-izumi.com/index.html

○『EXLIBRIS MUSEUM 蔵書票美術館』ウエブページ
 数多くの伝統的なエクスリブリスを見ることができます
 http://www5e.biglobe.ne.jp/~exlibris/index.html


○自分の備忘録ブログ『BOOK DIARY etc』2009年2月2日より
 http://bookdiary-k.blogspot.com/2009_02_01_archive.html#151136024371485022

拍手[0回]

このサイトについて……
 思っていること、考えていることを誰に頼まれることもなく綴っています。自分の思考の整理として書いているので、日記ではありません。
 自分のアンテナに引っかかった面白いもの、興味惹かれるものも収集して記録しています。
 不定期連載です。気の向いたときにお立ち寄りください。

 なお、別サイトで読書記録をつけています。こちらにもお立ち寄りいただければ幸いです。
http://bookdiary-k.blogspot.com/
twitter
カウンター
(since 2009/02/01)
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
クリックバトラー
忍者ブログ * [PR]