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※twitterでつぶやいた内容に大幅な加筆・修正の上、再構成して記事に仕立て上げています。興味のある方は校正前後の「ビフォー・アフター」をお楽しみください。

 木村カエラの『Butterfly』をヘビーローテーションで聴いています。
 特別な時を迎え、美しく、そして幸せに包まれた女性をButterfly(蝶)になぞらえた歌です。歌詞中に「鐘が響くよ」と歌われている通り、曲中にも鐘の音が聞こえてきます。聴いている側も幸せに包まれてくる心地がします。
 結婚式での花嫁、寿退社する女性に歌うと喜ばれそうです。

 この歌を知ったのは、ユートリア・スターガーデン(墨田区のプラネタリウム)の2009年9月のがきっかけです。ドームの暗闇の中、流れる『Butterfly』。実にいい心地でした。

 木村カエラ、っていうとsakusakuのイメージで止まっていて、恥ずかしながらこの曲の存在すら知りませんでした。
 調べたらゼクシィのCMで流れた曲だったとか。本当の結婚式に木村カエラがサプライズで登場して、『Butterfly』を歌う一幕もあったようです。Youtubeにその画像がありました。

 『Butterfly』の歌詞を読むと、主に二人称の文体で書かれているのがわかります。だからこそ、『Butterfly』がプレゼントソングとして喜ばれるのでしょう。
 結婚式定番ソングとして有名な『乾杯』(長淵剛)も二人称の文体です。

 二人称の文体で小説を書くことを要求されたら、こりゃあ困ったなあということになりそうです。ちょっと無茶だよと。
 けれども、「励ます」とか「応援」とかの目的を持ったプレゼントブックであれば、二人称の文体は自然に溶け込みます。同じように、二人称で描いた絵本は読み手に教訓を含んだメッセージを込められそうです。

 二人称の文体は、読み手(聴き手)自身を物語へと引きずり込み、読み手(聴き手)自身を半ば強引に主役にしてしまう力があるのかもしれません。それは、三人称の「神様のような客観視点」とも、一人称が持つ「主人公と読者の距離感」とも異なる独特の感触を読者に与えるのでしょう。

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