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1週間ばかり経過していますが、先週の2月25日(水)に販売された『月刊アフタヌーン』4月号において、同誌に連載中の漫画『宙(そら)のまにまに』がアニメ化されることが発表されました。
1月終わりに販売された3月号で「次号で重大発表?!」のようなことが書かれており、おおかたアニメ化だろうとは予想はしていたのですが、実際に発表されるとうれしいものです。

『宙のまにまに』は、高校の天文部を舞台とした漫画です。仲間との天体観測やその他活動を通して「心の成長」をしていく主人公の大八木朔の様子が、描かれています。
……なんて堅苦しく書きましたが、そんな堅く考えなくても物語を読み進めていけます。

主人公の幼なじみの明野美星がぴょこまかと動き回ります。自分の思いに忠実に「前に」進んでいきます。
ほかの登場人物もいい味を出しています。誰をとっても、1話描けるだけの濃いキャラクターを発揮しています。
(寡聞にして知らないのですが、各登場人物を主人公にした2次創作、いわゆる同人誌がきっとあるのでしょうね。その気になればすぐ見つけられそうです。以上、蛇足でした。)

舞台が「天文部」ということから、星の話題、天文の話題が豊富です。劇中では、物語の進行にあわせて春夏秋冬の各星座の紹介が挿し込まれています。星座そのものだけでなく、元となったギリシア神話や星の見方、ちょっとした豆知識も語られます。知識欲が程よく刺激され、造詣が深くなります。
僕はこの漫画がきっかけで、(もともと興味はあったとはいえ)プラネタリウムに通ったり、天文雑誌を手に取るようになりました。僕のフィールド(領域)を広げてくれた貴重な1冊です。

こんな『宙のまにまに』のアニメ化が発表されて、非常にうれしく思っているのです。

大げさに書けば、『宙のまにまに』アニメ化で天文ファンが増えるのでは。そんな期待を抱いています。
折しも今年はガリレオ・ガリレイが天体望遠鏡を作った1609年から400年。これを記念して、今年2009年を「世界天文年」として、各地でイベントが行われています。
『宙のまにまに』も「世界天文年」を彩る一員となりました。

それを考えると、小中学生が見やすい夕方~夜に放送してくれるのがふさわしいのですが、今のところ局・時間ともに発表されていません。
最近ありがちな「夜中に12話程度放送」→「視聴率がとれたら第2弾発表」→以下繰り返し……のパターンでは、一部のファンにしか見られない作品になってしまい、天文ファン開拓にはつながらない結果に終わってしまう可能性が高いです。こうならないことを祈るばかりです。今は正式発表を待つしかできません。

と、大きな期待を書きましたが、実際のところは「夜中の12話程度パターン」になるだろうと予想しています。
理由は簡単です。話のストックがないからです。
主人公の大八木朔が高校に入学するところから物語は始まりました。そんな主人公たちは物語の中で現在高2。それもようやく2学期。
古くは『ドラゴンボール』、今だと『名探偵コナン』『ワンピース』のようにアニメと、連載中の漫画と並行しながら、いつ終わるとわからずスタートを切ることもあるでしょう。
けれども『宙のまにまに』でこの3作品のようなアニメ化は考えがたいでしょうから、終わりは決まっているはず。そうすれば、物語のストック上「高1の1年間の物語」を描くはず。この「1年間の物語」がうまくいけば、次の「1年間の物語」=「高2」を放送するはず。
ここまで考えると、コンパクトに「夜中の12話程度パターン」となるのではと悲しい予想にいきついてしまうのです。

とはいっても、「高1の1年間の物語」を24話程度(2クールと呼ぶのでしたっけ?)放送することもできます。かつて『魔法陣グルグル』や『魔法騎士レイアース』のような例もありました。
希望は捨てる必要はないですよね。

アニメを意味するanimationという単語は「命を吹き込む」という語源を持つとか。『宙のまにまに』のキャラクターたちに命が吹き込まれるのが楽しみです。

好きな作品のことを好きなように書くのは楽しいですね。『宙のまにまに』のことはまだまだ書きたいことがあり、機会を見つけて書いていきたいです。


○アニメ版『宙のまにまに』公式サイト
 http://www.mmv.co.jp/special/soramani/

○『宙のまにまに』の作者・柏原麻実さんのサイト 『はらっぱ商店街』
 http://members.jcom.home.ne.jp/mmk1999/

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