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サイエンスドーム八王子に続いてプラネタリウムのはしごです。八王子から京王線で分倍河原へ移動。府中市郷土の森博物館へと向かいます。
案内によると分倍河原駅からはバスが便利とあったのですが、時間に余裕があり、歩いて20分と書かれているうえ、複雑な道でもなさそうだったので、歩いていくことに決めました。

駅前から南北に伸びるはずの「かえで通り」を探します。駅を降りて正面にあった「かえで通り」はなぜか東西方向。途中で南に方向を変えるのにとまどいました。
最初はこうして戸惑ったものの、後は順調。駅近くのショッピングモール(「MINANO」というそうです。後で調べました。)のような場所に珍しいものを発見しました。CDやDVDだけでなくコミックの貸し出しをしているTSUTAYAと、「緑モス」なんて呼ばれる看板が緑色のモスバーガーがありました。

そのまま「かえで通り」をまっすぐ進みます。車の交通量はそれほど多くありません。歩道に歩行者用と自転車用の境界線が書かれているあたり、地元の人は自転車で移動することが多いのでしょう。畑や道ばたに花が咲いていてのどかです。いい散歩コースです。
中央自動車道の下をくぐり、そのまま進むと音楽記号のナチュラルを鏡に映したような道にぶつかりました。右に公園が見える分かれ道を直進、突き当たりは道に沿って右折、次の突き当たりのT字路を左折します。するとすぐに「ふるさと通り」と交差する十字路にぶつかります。そこを左折。あとは道なりにまっすぐ進めば、目的地である府中市郷土の森博物館が見えてきます。

府中の森博物館は1つの大きな公園になっていて、その入り口を入ってすぐのところに博物館の建物があります。目的地であるプラネタリウムはその建物の中にあります。

午後2時からの上映だったのに1時過ぎに着いてしまいました。時間をつぶすために博物館の中をぐるりと巡ってみました。
建物に入ってすぐ右手は喫茶店、左手は売店になっています。売店には天文グッズだけでなく府中や多摩に関する本なども売られていました。前々から買おうと思っていたカードサイズの星座早見盤を購入。カードサイズながら、日付・時刻合わせもでき、東西南北の方角、星座とその1等星の名前まではわかるようになっています。プラネタリウム鑑賞後、気になった星座がすぐに調べられます。

2階には展示室がありました。「都市と野鳥」展をやっており、近辺で見られる鳥の標本が飾られていました。近くには多摩川も流れていることもあり、多数の鳥が見られるようでした。奥の方では「くらやみ祭」という地元のお祭りの映像が流れていました。迫力があったのはいいのですが、このお祭りに参加したことのない僕は、申し訳ないと思いつつも「ふーん」としか思えませんでした。

そんなこんなで時間を過ごしていたら、いよいよ上演の時間が近づいてきました。プラネタリウムの方に行ってみたら、すでに結構な人数が集まっていてビックリ。建物にはこんなに人はいなかったように思います。時間にあわせて、建物の外の公園からも人が集まっているようでした。

いよいよプラネタリウムの開始です。前半は生での星空解説、後半は「ブラックホールへようこそ」と呼ばれる番組です。

前半の生解説、一番星である金星から火蓋を切りました。金星というと、今は夕方、西の空に輝く「宵の明星」ですが、あと5日もすれば日の出前、東の空に見える「明けの明星」になるとか。いや、知りませんでした。
プラネタリウムというと街の灯りやチリの影響をなくして、まさに満天の星空を見せるところが多いかと思います。ところが驚いたことに、今回の解説では街の灯りなどを残したまま解説が続けられました。これには正直びっくり! まさに「今日の夜空」を再現していて「リアル」です。「街からでも意外に星は見える」というのを伝えたいのでしょうね。ただ僕の視力では、1等星を見るのが精一杯。「このあたりにひしゃくの形をした北斗七星があるのがわかりますか」と言われても、真っ暗な空間にしか見えませんでした。まさかプラネタリウムで視力のなさを思い知らされるとは思ってもみませんでした。
さて街の灯りを残したままの解説。必然的に明るくて有名な星座が中心になります。オリオン座から始まり、おうし座、冬の大三角、ふたご座、ぎょしゃ座と冬の星座を一巡り。その後、しし座と土星に目を移し、一気に北の北斗七星へ。これらの星座の位置をざっと確認します。
ここまできて、いよいよ街の灯りも消され、プラネタリウムが真っ暗になります。もう一度、先ほどと同じように西にある冬の星座から東の春の星座、そして北の星座という順に、今度は1等星や星団を中心に解説があります。基本的な事柄を中心にじっくり解説していきます。途中、秋に見頃を迎えるカシオペヤ座にふれたのには驚きました。

星空解説の後は、後半「ブラックホールへようこそ」の番組上映です。羽場有紗さんの著書『ブラックホールの科学』を原作にした番組です。

主人公が宇宙を走る「銀河バス」に乗って、ブラックホールまで旅するというストーリーです。途中、宇宙やブラックホールに関する解説が挟み込まれ、自然と知識が深まるようになっています。
途中「脱出速度」と「重力の強さ」を絡めた解説に感心しました。重力が弱ければ脱出速度は遅くて済む。重力が強ければ脱出速度は速くしなくてはならない。ならば、重力が余りに強いと必要な脱出速度が光速を越え、脱出不可能になってしまいます。それがブラックホールなのだという解説です。明快な解説です。

プラネタリウムの上映が終わり、公園を1周してきました。40~50分ほどプラプラと歩いたでしょうか。公園の至る所に花が咲いていて、目にもうれしいです。途中、水の流れる広場があり、夏場になれば子どもたちがここで遊ぶのでしょうね。47都道府県の木が植わっているところもありました。じっくりみて歩くともっともっと発見がありそうです。なかなかいい散歩でした。

3月14日(土)~4月5日(日)まで都内のプラネタリウムを中心に「国際科学映像祭 ドーム&立体プレイベント2009」というイベントをやっています。このイベントの一環として「スタンプラリー」が行われています。
前日のベネッセ・スター・ドームは参加していなかったのですが、この日に行ったサイエンスドーム八王子と府中市郷土の森博物館はこのイベントに参加しています。
府中市郷土の森博物館のスタンプラリーの場所、僕は一度間違えてしまいました。建物に入って近くにあるスランプは別のイベントのスタンプです。プラネタリウムの入り口近くにあるスタンプがこのイベントのものです。うっかりすると僕みたいに、間違えて押しかねません。ぜひ気をつけてください。

ここのプラネタリウム。親子で見るのに向いているのかもしれません。解説者によっての違いがあるので断定はできませんが、星空解説では基礎を丁寧に見せてくれるようです。また子どもが喜びそうな公園が広がっているのもポイントでしょう。また、大人だけだったらすぐ近くにある「サントリー 武蔵野ビール工場」に行くのもいいかもしれません。見学コースの最後、ビールの試飲がタダでできることで有名です。
プラネタリウム以外にも星空観望会も月1で行っているようです。博物館もあり、自然を愛でることもできます。様々な楽しみのあるスポットでした。


■府中市郷土の森博物館 基本データ
○開演時間
 平 日…14:00~、15:30~
  土 …12:30~、14:00~、15:30~
 日 祝…11:00~、12:30~、14:00~、15:30~
○休館日
 毎週月+年末年始
 ただし、月が祝日の場合翌日休
 また、月が臨時開館になることも有
○場所
 駅からバスに乗るのが簡単です。京王線・南武線「分倍河原駅」、京王線「府中駅」、武蔵野線・南武線「府中本町駅」から「郷土の森正門前」停留所に向かうバスに乗ればいいようです。
 徒歩の場合、上で書いた通り「分倍河原駅」からでも可能です。公式サイトによれば「府中本町駅」、西武多摩川線「是政駅」も紹介されています。地図上では京王線「中河原駅」からでも行けるような気がします(確証はありませんが)。


○府中市郷土の森博物館 公式ウエブページ
 http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/


○国際科学映像祭 ドーム&立体プレイベント
 http://sci4.net/image-fest/ja/program/kaijyo.html

○羽場有紗さんのブログ『毎日オエカキ新聞』
 タイトル通り毎日絵と共に文章を書いているようです。
 http://my.opera.com/HABAAlisa/blog/

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3連休の2日目。朝から八王子のプラネタリウムに行ってきました。何でも「国際科学映像祭 ドーム&立体プレイベント2009」の期間中で、3月29日(日)まで「137億年~宇宙の果てへの旅」を上映中とのこと。1年前、サイエンスドーム八王子がリニューアル記念として放送していたものが、今回期間限定で復活上映しているそうです。

八王子駅に着いたのが午前9時過ぎ。10時30分の上映まで時間にゆとりができてしまいました。駅前の本屋やコンビニで時間をつぶしつつ、徒歩でサイエンスドームへ。

朝一番の上映って勝手に人が少ないイメージを抱いていたのですが、とんでもない誤解でした。さすがに「あふれんばかり」とは言えませんが、3連休効果もあってか、家族連れが目立ちました。天文ファンと思しき年輩の男性、男3人の団体さんもいました。

上映はじめに「Colors」という短編番組が流れました。春夏秋冬・四季の巡りがCGで美しく表現されていて、またBGMの三味線が不思議な心地を醸し出す番組でした。

続けて「137億年~宇宙の果てへの旅」。八王子から月、太陽、惑星、銀河、銀河団、……など、どんどん遠くまで旅していきます。渋い声のナレーションが印象深い番組です。
インターネットでこの番組の再上映を知ったとき初見の番組だと思っていたのですが、とんだ勘違いでした。去年、初めてサイエンスドーム八王子を訪れたときに見た番組が、この「137億年~宇宙の果てへの旅」でした。番組を見始めてからようやく思い出したのでした。番組を見たのが2度目だったのにも関わらず、しっかりと楽しめました。

最後は「今夜の星空の解説」。サイエンスドーム八王子は生解説。行く度に新しい発見があり、とても楽しみにしています。

3月下旬、西の空には冬の星座が、反対の東の空には春の星座が楽しめます。
今この時期、ふたご座が頭の上の高いところに見えるのですね。そんなふたご座の星、ポルックスとカストルから解説が始まりました。テンポよく冬の大三角、おおいぬ座、こいぬ座、オリオン座とつないでいきます。
東に目を転じて、土星の解説。今はしし座の近くに見えます。しし座の2等星レグルスよりも、1等星デネボラよりも明るく輝いています。夜、しし座のあたりを見て「あっ、デネボラだ!」なんて思っていたのですが、どうも勘違い。土星だったのですね。
しし座にまつわるギリシア神話も挟み込まれます。ヘラクレスの難業の1つ。ネメアの森のライオンを退治するという物語です。
先月の解説でも登場した今見える黄道12星座。一番西のおうし座から一番東にはおとめ座まで見えます。
ここで冬の天の川の体験が語られました。明かりのないところに行けば、きれいな冬の天の川が見えるとか。「事実」として語られるのより、こうやって「体験」として共感を求めるように語られると説得力も違いますね。生解説ならではの魅力です。
流れ星にまつわる知識も語られました。流れ星というと、流れ星が見えているうちに願い事を3回唱えるというのが有名です。けれども、流れるスピードが速すぎて実際には不可能です。そこで、代わりに唱えるといい「おまじない」があるそうなのです。これはここでは伏せておいて、お楽しみにとっておきましょうか。

30分間ほどの解説中飽きることがありません。こうやって書くのは簡単ですが、そうとうな技術だろうなと思うのです。毎度ネタを仕込むのも大変だと思います。職員の方の努力には頭が下がります。

チラシで知ったのですが、サイエンスドーム八王子には電子顕微鏡があるようなのです。今度3月29日(日)に見られるチャンスがあるらしいのです。すごく興味があります。時間の都合が付けば行ってみたいです。

帰り道、また「味の天徳」で油そばを食べて行きました。偶然でしょうが、先月と同じように大食いチャレンジをしている人がいました。なんかギブアップという雰囲気が濃厚でしたが……。あの人はどうなったんでしょう。


■サイエンスドーム八王子 基本データ
○開演時間
 火~金…14:00~、15:30~
 土日祝…10:30~、11:50~、13:10~、14:30~、15:50~
○休館日
 毎週月+祝日の翌日+年末年始
 ただし、月が祝日の場合翌日+翌々日休
○場所
 最寄り駅はJR「八王子駅」、京王線「京王八王子駅」
 北口からバスに乗るのが一番簡単です


○サイエンスドーム八王子 公式ウエブページ
 http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kyoiku/gakushu/sciencedome/index.html


■過去の投稿から関連項目
○2月12日のサイエンスドーム八王子の観覧記録
 http://tblb.blog.shinobi.jp/Entry/15/

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3連休の初日、春分の日。多摩センターにあるベネッセ・スター・ドーム、16:30の回のプラネタリウムに行ってきました。

京王線の橋本行きの急行に乗っていれば、本を読んでいるうちに着いてしまいます。駅を出て正面の遊歩道をまっすぐ進み、途中の大きな十字路を左へ。遠く正面にサンリオ・ピューロランドが見えます。途中、右手に見える目立つ高い建物がベネッセ・スター・ドームのあるベネッセコーポレーション東京本部ビル。駅から5分程度歩けば到着します。今日のような気候だと気持ちいい散歩です。

16:30の上映内容は「季節の星空案内」と「ビッグバン ~宇宙の誕生~」。どちらも自動投影の番組です。

ベネッセ・スター・ドームの「季節の星空案内」では定番の星空解説をしつつも、後半のアニメではちょっと定番を少しはずす。前半ストレートをめいっぱい見せておいて、後半は変化球を投げて楽しませるという、心憎い演出をしてくれます。
前半は春の星座の定番である、北斗七星でおおぐま座、こぐま座を見せてから、春の大曲線でうしかい座、おとめ座へとつなげていきます。うしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカから、しし座のデネボラをつなぎ春の大三角。この時期のおなじみの流れです。
そんな中でも、うしかい座のアルクトゥルスには「クマの番人」という意味があることや、日本では「麦星」「麦刈星」とも呼ばれていたことなど、さりげなくコネタを挟みます。おとめ座は農業の神様デーメテールであることもしっかり語られていました。
この定番の星座を解説した後、からす座、ヘラクレス座へと続きました。
からす座は去年サイエンスドーム八王子で聞いたことがあるので存在も位置も知っていました。けれども、ヘラクレス座は存在しか知りませんでした。春の大曲線の東側。ずいぶんと大きな星座です。こうして「初めて」に出会うとうれしいですね。

星空解説の後半にはアニメが流れます。
今回のアニメは「からす座」が主役。春の星座としてはちょっと地味な星座です。なかなか渋い選択です。アポロン・ケイローンをつなぐからすの物語を実に要点をテンポよくまとめていて、わかりやすい内容でした。

「季節の星空案内」に続く番組は「ビッグバン ~宇宙の誕生~」。ビッグバン発見のきっかけを作ったハッブルの功績がわかりやすかったです。
宇宙が膨張しているのって、普通に比べて光の波長が長くなっているのを観察して発見されたんですね。遠ざかるところからやってくる光の波長が長くなっているのを、遠ざかる救急車のサイレンの音が低くなるので解説しており、「おぉ、なるほど!」と納得しました。こんなところにドップラー効果が出てくるとは驚きです。勉強になりました。

上映後、アンケートを書くとプレゼントがもらえます。今日は「プチカラフルペン」という3色入りのペンセットでした。

そういえば、今日の担当の人がそうだったのか、それとも最近始めたサービスなのか、ほかではあまりみられない工夫がありました。
「季節の星空案内」のような自動投影による星空解説では、上映をそのまま流しっぱなしです。ところが、今日のベネッセ・スター・ドームの星空解説では自動解説にあわせてレーザーライトで該当の星座を適宜照らしてくれていました。確かにスター・ドームの自動投影では「星座名」を言っても、「星座絵」が出ないことがしばしばありました。それを補うように星座をライトで指し示す工夫、なれていない人にはうれしい工夫だと想います。これからも続けてほしいと思います。

そうそう、プラネタリウムとは関係ないのですが、スター・ドームのある多摩センターには「大和製麺所」という讃岐うどんの店があるのです。先ほどの道中の紹介に登場した左折した十字路で、逆に右に進むとショッピングモール「CROSS GARDEN TAMA」が見えます。入り口から見ると2階、建物上は3階の位置にあります。揚げ玉入れ放題がうれしいお店で、多摩センターに行くとよく寄っています。


■ベネッセ・スター・ドーム 基本データ
○上映日
 一般公開日…土日祝+春夏冬の長期休み時
○開演時間
 11:00~、14:00~、15:00~、16:30~
○場所
 最寄り駅は京王線・小田急線・多摩モノレール線「多摩センター駅」
 駅から徒歩5分ほど


○ベネッセ・スター・ドーム 公式ウエブページ
 http://star-dome.com/

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2月23日、今週の月曜日、雨が今にも降ってきそうな曇天の中、お台場にあるソニー・エクスプローラサイエンスに行ってきました。

新宿からりんかい線接続の埼京線に乗り、東京テレポート駅へ。駅から徒歩5分くらいで着くとのことで、歩いて施設があるメディアージュへ向かいました。

途中、左手にフジテレビを見え、初めて見たわけでもないのに写真撮影。ゆりかもめの車窓からしか見たことがないので、いつもと違い新鮮でした。

CIMG0001.JPG

すぐにメディアージュは見つかりました。5階にソニー・エクスプローラサイエンスがあるらしいので、エスカレーターで5階へ。

ところが、これが不幸を招くことに。

5階に上がって地図を見たら、今いるところからはソニー・エクスプローラサイエンスにつながってないとの説明があります。4階から迂回する指示になっているので、しかたなく4階に下ります。
方角を見定めて、歩いていくとなんだか暗いところに。歩けども歩けども5階に上がる階段が見つかりません。
建物の外に上に上がる階段を発見。ようやく5階のソニー・エクスプローラサイエンスに到着しました。

後で調べて謎が解けました。
メディアージュと連結するようにアクアシティがあり、僕は正しいメディアージュの入り口に入ったのですが、その後アクアシティに気づかず入り込んでいたらしいのです。ソニースタイルへの最短経路は、メディアージュの入り口に入ったら左折か右折(入り口によります)。すると、登り下りのエスカレーターがあるはずです。僕みたいに、猪突猛進、直進してしまうと、気づかずアクアシティに入り込んでしまいます。

で、ようやくソニー・エクスプローラサイエンスに到着したのでした。

到着したのが、午後2時まであと少しというところでした。ちょうど2時からプラネタリウムが始まるとのことで、さっそくチケット購入。

扉の前で待っていると、館内での注意事項の説明。いわゆる携帯・カメラ等の禁止の説明です。着席してから説明されることが多い中で、着席前の説明は珍しいですね。

扉が開き中へ。
中はそれほど大きくない様子。席数は30と少しくらいでしょうか。
席がベンチみたいに長椅子になっているのも、他では見かけない特徴ですね。必然的にリクライニングになりません。

着席して、すぐに、それこそ荷物を置いてコートを脱ぐか脱がないかといううちに暗転。「早っ!」とツッコミたくなるほどの早さ。

タイトルもなく投影が開始。唐突感がそらに増します。
そして、いきなり違和感が。正面の星が反時計回りに回っているのです。
「えっ、正面が北?」
もちろんそんなことがあるはずもなく、ただただ見せたい星に向かって、上下左右グリグリ動いているだけ。
池袋サンシャインシティ満天のプラネタリウムでも縦回転が見られることがあります。あれも普段見られない星座が映し出されるので好きなのですが、このソニー・エクスプローラサイエンスは奇抜さにおいて、軽く凌駕しています。

前半はいくつかの1等星を紹介するものでした。
冬の定番、おおいぬ座のシリウスやオリオン座から始まります。その後、りゅうこつ座のカノープスの解説。
「横着星」とも呼ばれるカノープス。北半球に位置する日本ではなかなかお目にかかることがない星です。先ほど書いた満天の縦回転では見ることができて、一人ほくそ笑んでいるのですが、解説を受けるのは初めてです。
続いて、ケンタウルス座のα星。太陽をのぞけば、地球から一番近い恒星です。

しぶいラインナップです。全く媚びることない、玄人好みの星々です。
正直、このロケーションにそぐわない気が。作っている人の趣味を全開に放出しているのかもしれません。

その後、メインの土星の解説。始めにタイトルが映し出されなかったから忘れていましたが、今日のプログラムは『RING WORLD ~カッシーニ、土星の謎を探る』。

太陽系惑星を解説していると、ガリレオのエピソードとリングがきれいだということで流されがちな土星を詳しく解説。
リングの構造や造られ方だけでなく、土星の衛星もきれいな映像として映し出されていました。「羊飼い衛星」にも触れられていて、なかなかよくまとまっています。

施設までの不親切な道案内とか座席の堅さとか忘れてしまうくらいの出来でした。
ただ内容は玄人好みです。ある程度詳しい人同士で行くと、後で盛り上がれること請け合いです。「詳しい人同士で行く」なんてシチュエーション、そうそうないとは思いますが……。


この日は、近くにある日本科学未来館にも行きたかったのですが、午後3時30分の最終投影に間に合わず。1日に両方を回ろうと思ったら、先に日本科学未来館に行った方が時間的に余裕が得られます。
ちなみに日本科学未来館へは、東京テレポート駅の正面から無料送迎バスも出ています。この無料バスはお台場を循環していて便利です。土日はすごく込み合いそうですが、そうでなければ快適です。

■ソニー・エクスプローラサイエンス 基本データ
※2009年2月26日(木)~4月24日(金)まで改装工事で休館
○場所
 最寄り駅はゆりかもめ「台場」「お台場海浜公園」 駅から徒歩2~3分
 りんかい線「東京テレポート」 駅から徒歩5分ほど


○ソニー・エクスプローラサイエンス 公式ウエブページ
 http://www.sonyexplorascience.jp/

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ふと思い立って、サイエンスドーム八王子のプラネタリウムを見に行くことを決意。

新宿から中央特快に乗れば八王子まで45分ほど。毎日新聞社の記者が書いた『理系思考 分からないから面白い 』(元村有希子・著)を読んでいたらあっという間に到着。

いつもは八王子駅からバスに乗っていくのですが、今日は徒歩で行くことに。なぜなら、途中で油そばを食べたかったから。プラネタリウムに行くのも楽しみですが、この油そばも楽しみ。ふつうのラーメンもおいしいと思うのですが、スープのない油そばもまたおいしいです。

駅前のロータリーから商店街途中の店「味の天徳」に入りました。八王子に来ると、ほぼ毎回立ち寄る店です。
祝日といっても午後3時を過ぎていたのに、店の中はほぼ満席。ちょっとビビりました。
麺の量が選べるこのお店、迷いつつもせっかくなのでダブルを注文。お酢とラー油をかけていただきました。
偶然でしょうが、大盛りチャレンジしているお客さんが3人いて、またまた驚き。見届けずに店を出てしまったので、事の顛末はわからないのですが、あの人たちは食べきったのでしょうか。

店を出て、商店街から国道20号を西に進み、国道16号との交差点を右折し北上します。5分もしないうちに看板が見え、そこを左折。すぐにサイエンスドーム八王子が見えます。

15:50からの上映を見ました。今日の上映は「今夜の星空」と「コズミック コリジョンズ」。

サイエンスドーム八王子の「今夜の星空」は、その名の通り“今夜”見える星空を解説してくれます。生解説だからこその特典です。自動放送のプラネタリウムではこうはいきません。

サイエンスドーム八王子のプラネタリウムには、この生解説が楽しみで通っているといってもいいかもしれません。
今日の天気やその日ならではの話題を盛り込むこともあります。これは予測に過ぎないのですが、小さい子やカップルなど、年齢層もふまえてその場でアレンジしているような気もします。見に行く度に新しい発見があって、何度行っても飽きることがありません。
自動放送では一度見たらおしまい。放送内容が変わるまで、また行こうという気にはそうそうならないです。

今は2月。当然冬の星座が夜空で輝いています。けれども、もう午後8時には春の星座が見え始めているとのこと。ちょうど今日であれば、月のあたりにしし座があるそうえす。

冬の大三角など、定番の星座の解説をおさえつつ、最後に今見える黄道十二星座を見せてもらいました。かに座ってふたご座のすぐ横にいたんですね。また1つ勉強になりました。

プログラム後半は「COSMIC COLLISIONS 接近!宇宙大衝突」(コズミック コリジョンズ)。「宇宙で起こる衝突」をテーマにCGをふんだんに使った映像がすばらしいプログラムでした。

ナビゲータはベッキー。ノリノリでナレーションしているのが好感的。放送の内容によくマッチしていたと思います。

地球の誕生から月の誕生、太陽風とオーロラ、小惑星衝突による恐竜絶滅説、銀河系とアンドロメダ銀河の衝突など、30分ほどの時間の中に、たくさんの話題が詰め込まれていました。本などの座学で味わえない面白さがここにはありました。

放送が終わって、幼稚園児くらいの男の子が「あ~面白かった」と誰に語りかけるでもなくつぶやいていたのが印象的でした。もちろん僕も十分楽しめました。

「COSMIC COLLISIONS」を含めて、今のプログラムは3月19日までのようですね。3月20日からプログラムが変わるようです。新しいプログラムも楽しみです。
また、どうやらサイエンスドーム八王子では2009年2月28日(土)午後6時から「星空コンサート」が催されるそうです。ちょっと興味があります。見に行くかもしれません。


■サイエンスドーム八王子 基本データ
○開演時間
(2009年1月24日~3月19日)
 火~金…14:00~、15:30~
 土日祝…10:30~、11:50~、13:10~、14:30~、15:50~
○休館日
 毎週月+祝日の翌日+年末年始
 ただし、月が祝日の場合翌日+翌々日休
○場所
 最寄り駅はJR「八王子駅」、京王線「京王八王子駅」
 北口からバスに乗るのが一番簡単です


○サイエンスドーム八王子 公式ウエブページ
 http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kyoiku/gakushu/sciencedome/index.html

○「めざせ1000万人!みんなで星を見よう!」プロジェクト
 今年2009年が国際天文年になっており、それを記念してのプロジェクトです。No.2357をもらいました。
 http://star2009.jp/

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このサイトについて……
 思っていること、考えていることを誰に頼まれることもなく綴っています。自分の思考の整理として書いているので、日記ではありません。
 自分のアンテナに引っかかった面白いもの、興味惹かれるものも収集して記録しています。
 不定期連載です。気の向いたときにお立ち寄りください。

 なお、別サイトで読書記録をつけています。こちらにもお立ち寄りいただければ幸いです。
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