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前日は雷も鳴るようなひどい天気でしたが、うって変わって今日は風が強いものの春らしいポカポカした陽気。そんな中、板橋区教育科学館のプラネタリウムに行ってきました。
池袋から東武東上線に乗り換えて6駅、上板橋駅が最寄りの駅です。駅の北口に出てまっすぐ進み、突き当たりを右折。商店街を歩いて行けば左手に目的地である板橋区立教育科学館があります。駅前からバスが出ているようですが、バスに乗るまでもありません。大人の足で5分も歩けばあっという間に着きます。
板橋区立教育科学館は地上2階、地下2階の建物。地下2階は機械監視室とやらで入ることができません。2階はイベントなど特別なときにしか開いていないようです。ちなみにこの日は定額給付金の交付が行われていました。2階と地下1階に挟まれた1階と地下1階がメインのようです。
地下1階には科学展示室(科学展示コーナー)がありました。子どもたちが喜びそうな「体験型」の展示品がたくさんありました。この日は春休み中であることもあって、元気に子どもたちが遊んでいました。また、休憩コーナーもあり、親子連れでお弁当を広げていて、和気藹々とした雰囲気でした。手を動かしながら考えるテクニカルパズルも置いてあり、頭をひねっている子もいました。
1階はホールとプラネタリウムの入口で占められています。じっくり見て回るものは数多くはないものの、限られたスペースを利用して展示品も置かれています。
この板橋区立教育科学館では今挙げたような展示物だけでなく、イベントも数多く行われているようです。ざっと見ただけでも「サイエンスショー」「星を見る会」「コンサート」「ヒーリングコンサート」「科学教室」「パソコン教室」「映画会」「子ども発明展」など充実したラインアップです。
さて、この日、午後1時30分からのプラネタリウムを見ました。今回の内容は、生解説による「星空解説」とオート番組の「はじめての皆既日蝕」。
今日、空に浮かんでいるのが上弦の月。日が沈んで星が瞬く頃になると月が西の空に見えます。月明かりは微弱な星の光を遮ってしまいます。星の観察にとって月明かりは天敵。
プラネタリウム前半の「」でもそんな話から始まり、星の見やすさを優先して月明かりをオフ。うれしい配慮です。
西の空にはまだまだ冬の星座が見える頃ですが、月のこともあってか春の星座の解説に終始していました。
北斗七星を確認した後、そこから導き出せる星座を解説していきます。北の空では北極星、おおぐま座、こぐま座。南の空ではしし座。東の空では春の大曲線をたどってうしかい座とりょうけん座におとめ座。ただ星座の名前を列挙するのではなく、間にギリシア神話を差し込んだり、1等星の名前の由来にもふれていきます。メジャーな星座でなじみのない人を引き寄せつつも、慣れている人にも満足してもらおうという配慮を感じます。春の星座に絞り込んだ分、中身の充実を図った構成になっていました。
番組の後半は「はじめての皆既日蝕」。天文に今まで関心がなかった人でも興味を持たせようという心意気を感じました。「はじめて」の名に恥じない内容でした。
その象徴としては、これだけは覚えてもらおうというキーワードが2つ出てきました。それは「7月22日」と「日蝕グラス」。回数は数えていませんが、番組中にこのキーワードが事あるごとに登場しました。どんなに関心がなくてもこれだけは覚えるのではないでしょうか。
この2つのキーワードだけでなく日蝕観察のイロハがよくまとめられていました。「日蝕とはいかなる現象か」「日蝕のメカニズム」「日蝕の種類」の基本的なことから、「2009年の日蝕観察のスポット」や「日蝕観察に必要なもの」「日蝕観察の注意点やコツ」など初めて知る内容もたっぷりありました。
東京でも太陽の75%が欠ける部分日蝕が起きるとか。どうにかしてスケジュールをやりくりしてでも見たいですね。今から期待が高まります。さっそく手帳の7月22日の欄ににでっかく「皆既日蝕」と書きました。
前半の「星空解説」も充分に良かったのですが、後半の「はじめての皆既日蝕」だけでも相当満足できました。皆既日蝕が起きる7月中旬まで投影しているようです。今は皆既日蝕に興味がなくても、この番組を見ると生で見たくなります。おすすめできます。
この板橋区立教育科学館、家からちょっと遠いところにあったのですが、はるばる訪れただけの価値がありました。
蛇足ですが、この板橋区立教育科学館で「国際科学映像祭 ドーム&立体プレイベント2009スタンプラリー」のスタンプが5個になりました。先着50名にもらえるというオリジナルグッズに応募します。さあ、先着50名に間に合ったのでしょうか?
■板橋区立教育科学館
○開演時間
水 金…15:30~
土日祝…13:30~、15:30~
※このスケジュール以外にも無料の「子供向け投影」「星空散歩」も投影しているようです。
※春夏冬の学校長期休み中はこのタイムスケジュールとは別に投影されるようです。
○休館日
毎週月+年末年始
ただし、月が祝日の場合は翌日が休館
○場所
東武東上線「上板橋駅」から徒歩5分ほど。
○板橋区立教育科学館 公式ウエブページ
http://www.itbs-sem.jp/
自分のアンテナに引っかかった面白いもの、興味惹かれるものも収集して記録しています。
不定期連載です。気の向いたときにお立ち寄りください。
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