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サイエンスドーム八王子に続いてプラネタリウムのはしごです。八王子から京王線で分倍河原へ移動。府中市郷土の森博物館へと向かいます。
案内によると分倍河原駅からはバスが便利とあったのですが、時間に余裕があり、歩いて20分と書かれているうえ、複雑な道でもなさそうだったので、歩いていくことに決めました。
駅前から南北に伸びるはずの「かえで通り」を探します。駅を降りて正面にあった「かえで通り」はなぜか東西方向。途中で南に方向を変えるのにとまどいました。
最初はこうして戸惑ったものの、後は順調。駅近くのショッピングモール(「MINANO」というそうです。後で調べました。)のような場所に珍しいものを発見しました。CDやDVDだけでなくコミックの貸し出しをしているTSUTAYAと、「緑モス」なんて呼ばれる看板が緑色のモスバーガーがありました。
そのまま「かえで通り」をまっすぐ進みます。車の交通量はそれほど多くありません。歩道に歩行者用と自転車用の境界線が書かれているあたり、地元の人は自転車で移動することが多いのでしょう。畑や道ばたに花が咲いていてのどかです。いい散歩コースです。
中央自動車道の下をくぐり、そのまま進むと音楽記号のナチュラルを鏡に映したような道にぶつかりました。右に公園が見える分かれ道を直進、突き当たりは道に沿って右折、次の突き当たりのT字路を左折します。するとすぐに「ふるさと通り」と交差する十字路にぶつかります。そこを左折。あとは道なりにまっすぐ進めば、目的地である府中市郷土の森博物館が見えてきます。
府中の森博物館は1つの大きな公園になっていて、その入り口を入ってすぐのところに博物館の建物があります。目的地であるプラネタリウムはその建物の中にあります。
午後2時からの上映だったのに1時過ぎに着いてしまいました。時間をつぶすために博物館の中をぐるりと巡ってみました。
建物に入ってすぐ右手は喫茶店、左手は売店になっています。売店には天文グッズだけでなく府中や多摩に関する本なども売られていました。前々から買おうと思っていたカードサイズの星座早見盤を購入。カードサイズながら、日付・時刻合わせもでき、東西南北の方角、星座とその1等星の名前まではわかるようになっています。プラネタリウム鑑賞後、気になった星座がすぐに調べられます。
2階には展示室がありました。「都市と野鳥」展をやっており、近辺で見られる鳥の標本が飾られていました。近くには多摩川も流れていることもあり、多数の鳥が見られるようでした。奥の方では「くらやみ祭」という地元のお祭りの映像が流れていました。迫力があったのはいいのですが、このお祭りに参加したことのない僕は、申し訳ないと思いつつも「ふーん」としか思えませんでした。
そんなこんなで時間を過ごしていたら、いよいよ上演の時間が近づいてきました。プラネタリウムの方に行ってみたら、すでに結構な人数が集まっていてビックリ。建物にはこんなに人はいなかったように思います。時間にあわせて、建物の外の公園からも人が集まっているようでした。
いよいよプラネタリウムの開始です。前半は生での星空解説、後半は「ブラックホールへようこそ」と呼ばれる番組です。
前半の生解説、一番星である金星から火蓋を切りました。金星というと、今は夕方、西の空に輝く「宵の明星」ですが、あと5日もすれば日の出前、東の空に見える「明けの明星」になるとか。いや、知りませんでした。
プラネタリウムというと街の灯りやチリの影響をなくして、まさに満天の星空を見せるところが多いかと思います。ところが驚いたことに、今回の解説では街の灯りなどを残したまま解説が続けられました。これには正直びっくり! まさに「今日の夜空」を再現していて「リアル」です。「街からでも意外に星は見える」というのを伝えたいのでしょうね。ただ僕の視力では、1等星を見るのが精一杯。「このあたりにひしゃくの形をした北斗七星があるのがわかりますか」と言われても、真っ暗な空間にしか見えませんでした。まさかプラネタリウムで視力のなさを思い知らされるとは思ってもみませんでした。
さて街の灯りを残したままの解説。必然的に明るくて有名な星座が中心になります。オリオン座から始まり、おうし座、冬の大三角、ふたご座、ぎょしゃ座と冬の星座を一巡り。その後、しし座と土星に目を移し、一気に北の北斗七星へ。これらの星座の位置をざっと確認します。
ここまできて、いよいよ街の灯りも消され、プラネタリウムが真っ暗になります。もう一度、先ほどと同じように西にある冬の星座から東の春の星座、そして北の星座という順に、今度は1等星や星団を中心に解説があります。基本的な事柄を中心にじっくり解説していきます。途中、秋に見頃を迎えるカシオペヤ座にふれたのには驚きました。
星空解説の後は、後半「ブラックホールへようこそ」の番組上映です。羽場有紗さんの著書『ブラックホールの科学』を原作にした番組です。
主人公が宇宙を走る「銀河バス」に乗って、ブラックホールまで旅するというストーリーです。途中、宇宙やブラックホールに関する解説が挟み込まれ、自然と知識が深まるようになっています。
途中「脱出速度」と「重力の強さ」を絡めた解説に感心しました。重力が弱ければ脱出速度は遅くて済む。重力が強ければ脱出速度は速くしなくてはならない。ならば、重力が余りに強いと必要な脱出速度が光速を越え、脱出不可能になってしまいます。それがブラックホールなのだという解説です。明快な解説です。
プラネタリウムの上映が終わり、公園を1周してきました。40~50分ほどプラプラと歩いたでしょうか。公園の至る所に花が咲いていて、目にもうれしいです。途中、水の流れる広場があり、夏場になれば子どもたちがここで遊ぶのでしょうね。47都道府県の木が植わっているところもありました。じっくりみて歩くともっともっと発見がありそうです。なかなかいい散歩でした。
3月14日(土)~4月5日(日)まで都内のプラネタリウムを中心に「国際科学映像祭 ドーム&立体プレイベント2009」というイベントをやっています。このイベントの一環として「スタンプラリー」が行われています。
前日のベネッセ・スター・ドームは参加していなかったのですが、この日に行ったサイエンスドーム八王子と府中市郷土の森博物館はこのイベントに参加しています。
府中市郷土の森博物館のスタンプラリーの場所、僕は一度間違えてしまいました。建物に入って近くにあるスランプは別のイベントのスタンプです。プラネタリウムの入り口近くにあるスタンプがこのイベントのものです。うっかりすると僕みたいに、間違えて押しかねません。ぜひ気をつけてください。
ここのプラネタリウム。親子で見るのに向いているのかもしれません。解説者によっての違いがあるので断定はできませんが、星空解説では基礎を丁寧に見せてくれるようです。また子どもが喜びそうな公園が広がっているのもポイントでしょう。また、大人だけだったらすぐ近くにある「サントリー 武蔵野ビール工場」に行くのもいいかもしれません。見学コースの最後、ビールの試飲がタダでできることで有名です。
プラネタリウム以外にも星空観望会も月1で行っているようです。博物館もあり、自然を愛でることもできます。様々な楽しみのあるスポットでした。
■府中市郷土の森博物館 基本データ
○開演時間
平 日…14:00~、15:30~
土 …12:30~、14:00~、15:30~
日 祝…11:00~、12:30~、14:00~、15:30~
○休館日
毎週月+年末年始
ただし、月が祝日の場合翌日休
また、月が臨時開館になることも有
○場所
駅からバスに乗るのが簡単です。京王線・南武線「分倍河原駅」、京王線「府中駅」、武蔵野線・南武線「府中本町駅」から「郷土の森正門前」停留所に向かうバスに乗ればいいようです。
徒歩の場合、上で書いた通り「分倍河原駅」からでも可能です。公式サイトによれば「府中本町駅」、西武多摩川線「是政駅」も紹介されています。地図上では京王線「中河原駅」からでも行けるような気がします(確証はありませんが)。
○府中市郷土の森博物館 公式ウエブページ
http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/
○国際科学映像祭 ドーム&立体プレイベント
http://sci4.net/image-fest/ja/program/kaijyo.html
○羽場有紗さんのブログ『毎日オエカキ新聞』
タイトル通り毎日絵と共に文章を書いているようです。
http://my.opera.com/HABAAlisa/blog/
自分のアンテナに引っかかった面白いもの、興味惹かれるものも収集して記録しています。
不定期連載です。気の向いたときにお立ち寄りください。
http://bookdiary-k.blogspot.com/
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