2009/02/01
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高校生クイズで出題された問題を一般化してみたところ、面白い構造が浮かび上がってきました。その構造を考察している記事の3回目です。
前回ではn=1から6までの各々に対して、Pnを求めてみたのでした。再び、前回の画像を貼り付けます。
まずは、途中式の方から見ます。
分母の規則はすぐに気づくでしょう。自然数のべきになっています。それぞれのnに対して、n1,n2,……,nn と並んでいます。
分子もこの記事を熱心に読んでくれる人ならば、きっと問題ないはず(?)。「パスケルの三角形」に並ぶ数。いわゆる「二項係数」です。コンビネーション、nCrで表される数です。
次に一般項です。
僕はP5の分子からピンと来ました。1296は36の平方。つまり、1296=64 の関係が成り立ちます。偶然にしてはできすぎです。他の値も確認したら、案の定、きれいな関係が成立していました。
これを見つけたとき、おおぉと声が漏れそうになりました。このきれいな式を書きたくて、WORDを引っ張り出してまでがんばりました。
さあ、ここまでくれば、Pnの一般項を予想するのは何の苦労もありません。つまり、
となりますね。この予想が成立するのは確認済みです。
nを無限大に発散させれば、この一般項は0に収束します。
一般項がここまで美しい形で表現できると、うまい対応がありそうです。残念ながら、まだ考えがそこまで到達していません。誰かチャレンジしてみませんか?
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