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※この投稿は2009年10月26日(月)からの連続シリーズです。
http://tblb.blog.shinobi.jp/Entry/110/
「読みたくなる文章」を求めて、情報を「素材」と「切り口」の観点で4つに分類するところに行き着きました。
前回の分類図を再掲します。
図中にローマ数字でI、II、III、IVと番号を振りました(数学における第1象限・第2象限などとは場所が一部異なります)。それぞれを「第I領域」「第II領域」「第III領域」「第IV領域」と名付けます。
この4つの領域を改めて整理します。
【第I領域】
【第II領域】
【第III領域】
【第IV領域】
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この分類、どこか料理に似ています。「素材」は料理の材料、「切り口」は調理法と対比できます。
珍しい材料を用いれば、それだけで驚きを与えられます。しかし、材料に珍しがってもらえるのも初回だけ。2回目以降には初回のような新鮮さはありません。
一方、材料の豊富さに比べて調理法の工夫の余地は段違いです。豆腐の食べ方は冷や奴・湯豆腐・味噌汁・サラダ・麻婆豆腐・肉豆腐・豆腐ステーキ……、と千差万別です。どんな地味な材料であっても、調理法の工夫次第で驚きを与えられます。
(思えば、料理人にとって料理は表現の手段。いや、表現そのものです。表現と料理は相似の関係です。)
料理のたとえから文章表現に話を戻します。
たとえば、「八ッ場ダム」をテーマにして文章を書くことにします。八ッ場ダムの問題を、ニュースで伝えられているように事実をただ述べるのは「平凡な切り口」の文章です。ここに、ニュースで伝えられない賛成・反対の声や隠された効能、はたまた、ダムの形状などから論じる視点が加わると、それは「斬新な切り口」の文章です。
つまり、「切り口」とは、他の要素と組み合わせたり、ある1点を切り出すような、「足し引き」の所作を指します。
では、どんな「素材」と「切り口」を用意すれば、「読みたくなる文章」になるのでしょう。
(つづく)
自分のアンテナに引っかかった面白いもの、興味惹かれるものも収集して記録しています。
不定期連載です。気の向いたときにお立ち寄りください。
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