忍者ブログ
[1]  [2]  [3]  [4
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

WORDや一太郎のワープロソフトを使っていると、文字の大きさを表す「ポイント」数というのに出会います。これは欧米で活字の大きさを表すのに使われていた単位のようで、日本では「号」で活字の大きさを表していました。

本や新聞など出版業界で使われていたのでしょうから、当然よく使う大きさというのが存在しても不思議ではありません。
最近読んだ『まだまだ磨ける国語力 -言葉の点検ワークブック』p.183によると、欧米では特定のポイントに愛称をつけていたらしいのです。

4.5ポイント → diamond(ダイヤモンド)
5.0ポイント → pearl(真珠)
5.5ポイント → ruby(ルビー)、【米】agate(めのう)
6.5ポイント → emerald(エメラルド)

日本での標準的な活字のサイズが「五号」。これが欧米の「10.5ポイント」とほぼ同じ大きさで、今でのなじみのあるサイズです。そして、「五号」サイズの活字に使われたフリガナのサイズが「七号」。これが「5.5ポイント」、すなわち「ルビー」を愛称に持つサイズでした。これがフリガナを表す「ルビ」の語源とのことです。

拍手[0回]

PR

先日、阿辻哲次さんという方が書いた『部首のはなし2』という本を読みました。

部首を切り口におもしろい話がたくさん書かれていて、興奮しながら読み通すことができました。この本から印象に残った事柄をメモとして、ここに残しておきます。

○5画の漢字「凸」と「凹」の書き順を、筆者の阿辻さんがラジオで伝えることになったエピソード。「凸」を表彰台に見立てた解説が見事でした。

○漢字の「利」は「のぎへん+りっとう」で構成されているように、「穀物を刀で刈り取る」ことを表し、そこから「刃の鋭さ」を意味するようになったらしいです。「鋭利」にその痕跡が残っています。ここからその刃を使って穫った「収穫物」の意味になり、「利益」「利得」など今でもよく使われる意味に変遷したらしいです。

○「尋」の中央にある「エ」と「ロ」。これは「左」と「右」のことで、だから、「1尋(ひろ)」は、左右の手を大きく横に広げたときの長さを表しています。そして、「両手を左右に広げる」→「端から端までの長さを測る」→転じて「たずねる」の意味になったとのこと。

○大修館書店刊行の『大漢和辞典』によると、各部首に納められている字数ベスト10は以下の通り。
 第1位 くさかんむり       2173字
 第2位 さんずい         1816字
 第3位 き・きへん        1617字
 第4位 くち           1475字
 第5位 て・てへん        1322字
 第6位 こころ          1274字
 第7位 むしへん         1181字
 第8位 たけかんむり       1025字
 第9位 ごんべん         1008字
  〃  ひと・にんべん・ひとやね 1008字
(大修館書店ウエブページに掲載)

○ある分野において尊ばれる存在を意味する「泰山北斗」、略して「泰斗」。これは中国山東省にある泰山と北斗七星のこと。

○なぜ「漢字」の「漢」に「さんずい」が使われるのか。それは、以下の歴史が由来。
中国に「漢水」と呼ばれる川があり、その上流地域を支配し「漢王」という地位を与えられたのが劉邦。秦の始皇帝が滅びた後、この劉邦が建てたのが「漢王朝」。その「漢王朝」から伝わってきたのが「漢字」。なお、「漢」で「オトコ」と読ませることがあるが、元々この「オトコ」とは劉邦のことでしかなかったようです。「痴漢」「門外漢」などの熟語にも残っています。

○しめすへん「ネ」は、神や祭りに関する意味を表す部首。元々は、名前通り「示」と書かれていました。「示」は神を招くための机(まさにTの形)を表す象形文字で、ここからこのような意味になったとのこと。

○「突」の下の部分は本来「犬」だったらしいです。これは「穴から犬が飛び出す」様子を表していて、ここから「にわか」「いきなり」という意味になったらしいです。


○読んだ本の備忘録を残している自分のブログです。『部首のはなし2』のことを書いているので、よかったら見にきてください。
 http://bookdiary-k.blogspot.com/2009_03_01_archive.html#7081550933776291164

拍手[0回]

今日(2009年2月19日(木))、デイリーポータルZを見ていたら「スーパーのうずら卵から、ひな鳥ピヨピヨ!」という驚くべき記事が掲載されていました。

「あっ、ひな鳥!」

記事を読んでいくと、写真の中にひな鳥が写っています。ともすると見逃してしまいそうですが、何気なく、けれどもしっかりと写っているひな鳥。

この記事を書いたのは、加藤まさゆきさんという学校の理科の先生であるらしいのですが、おそらくひなが孵った日、学校中盛り上がったことでしょう。生徒たちにとっても(その瞬間に立ち会えなかったとしても)新しい生命の誕生を感じられたというのは、貴重な経験になったことでしょう。

思わず、今の興奮をしたためたくなりました。

○『デイリーポータルZ』の記事「スーパーのうずら卵から、ひな鳥ピヨピヨ!」 http://portal.nifty.com/2009/02/19/c/

拍手[0回]

白地図が作れる『CraftMAP』というサイトがあります。普通の日本・世界の白地図だけでなく、主要道路や鉄道を入れたり、イラスト地図など種類豊富に取り揃えているようです。
とりあえずここにリンクを貼っておきます。


○『CraftMAP』
 http://www.craftmap.box-i.net/

 

拍手[0回]

「きどにたてかけし衣食住」という言葉があるらしいです。

避難訓練のときに「押さない・駆けない・しゃべらない」という“べからず行動”を身に付けさせるのに「おかし」なんて言葉を習いました。今では犯罪に巻き込まれないように「いかのおすし」なんていう言葉もあるようですね。

それで冒頭の「きどにたてかけし衣食住」なわけですが、これは初対面の人と会話するときの話題をまとめたものらしいです。

「き」から順に、
 き……季節
 ど……道楽(趣味)
 に……ニュース
 た……旅
 て……天気
 か……家族
 け……健康
 し……仕事
 衣……衣類
 食……食事
 住……住まい
とのこと。

あらゆる人にこれらすべての話題が通用するわけではないですね。老若男女エブリバディ、OKなんていうわけにはいきません。やはりTPOというか、単に相手の思考を探りながら話題を選ばないといけない気もします。これらは話題の種のカードにはなるけれど、決してワイルドカードにはならないことを肝に銘じないといけないですね。

これを知るきっかけとなったメールマガジン『セクシー心理学!』第438色によると、いわゆるお見合いパーティで初対面の男女のうち「旅行」の話題をしたペアの18%がカップルになったとのこと。

確かに「旅行」そのものが非日常の体験で、自然とテンションが上がるもの。そのテンションが会話にもいい影響を与えるのでしょうね。面白い話です。


○ゆうきゆうさんの『心理学ステーション』のサイト
 情報源となっているメールマガジンのバックナンバーがブログ形式でまとまっています。
 http://sinri.net/sinrigaku/360.html

拍手[1回]

このサイトについて……
 思っていること、考えていることを誰に頼まれることもなく綴っています。自分の思考の整理として書いているので、日記ではありません。
 自分のアンテナに引っかかった面白いもの、興味惹かれるものも収集して記録しています。
 不定期連載です。気の向いたときにお立ち寄りください。

 なお、別サイトで読書記録をつけています。こちらにもお立ち寄りいただければ幸いです。
http://bookdiary-k.blogspot.com/
twitter
カウンター
(since 2009/02/01)
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
クリックバトラー
忍者ブログ * [PR]