[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
<文章検定>当面中止、漢検協会が協力解消 5万人に影響も
背任罪で起訴された財団法人「日本漢字能力検定協会」の前理事長親子の関連会社が実質運営し、年間5万人近くが受検する日本語文章能力検定(文検)が当面中止されることになった。日本漢字能力検定(漢検)との相乗効果を狙い文検を監修してきた協会が、関連会社との取引見直しに伴い協力をやめた影響。一方、漢検のコンピューターでの随時受検(CBT)も、システムの特許権を関連会社が持っているため受け付けを停止した。受検者に事件のとばっちりが及んでいる。
……(以下略)
「公」であるはずの人間が「私」にまみれ、一般人に危害が及ぶ。「危害が及ぶ」がオーバーだとしても、その機会が失われていく。
世間ではあまり知られていないのでしょうが、文章検定はよく考えられていました。級を追うごとに「説得力のある文章」の構成法が身につくようになっています。
スタート級の5(~7)級では「事実をありのままに伝える」訓練です。1枚の絵を見て、その絵の見ていない人に文章でその絵の内容を伝えるものが典型的な例です。ここでは「ありのまま」に伝えるのが目的なので、想像上の余計な情報を付け加えると減点を受けてしまいます。大人の男性と小さな子を見て「親子」と書いてしまったり、時計を見て走っている人を見て「あせっている」などと書いてしまったりしたらいけないのです。
4級では「事実に対して自分の意見を表明する」訓練です。「世の中で○○という現象が起きている。それに対して私は△△と考える。」このような形式の簡単な小論文を作成します。
次なる3級では、4級の内容に根拠が付け加わります。つまり、「事実→意見→根拠」という3段落構成の小論文のトレーニングです。具体例を挙げるならば、
【事実】 携帯電話を持つ小学生が増えているというデータがある。 【意見】 私は、小学生に携帯電話を持たせるべきではないと考える。 【根拠】 なぜならば、携帯電話の持つ危険性を回避するには判断能力に乏しい小学生には難しいからだ |
と、こんな感じです。「事実」に対するお題は問題文中に提示されて、そこから自由に発想を膨らませて小論文を仕立て上げます。お題に対しての賛成・反対は自由です。
次の準2級で一通りの形が完成します。3級までの「事実→意見→根拠」に「予想される反論に手を打っておく」が加わります。「事実→意見→根拠→反論への反駁」という構成になり、「説得力のある文章」の構成の型が完成します。先ほどの例に付け加えるならば、
【反論への反駁】 むしろ携帯電話でいつでも連絡を取れるようにすることで危険性が回避できるとの声があるかもしれない。しかし、携帯電話を持つことでの危険性の回避は他の手段で得ることはできても、携帯電話自体が持つ危険性は他の手段では回避できない。 |
もっとすっきりと短くまとめたかったのですが、イメージということで勘弁してください。反駁にしては、実のところ弱いです。もちろん実際の検定ではもっとたっぷりと書かなくてはいけません。ちなみに、携帯電話についての僕自身の意見を書いたわけではありません。突飛なことを書くより、ありがちな例で無難にまとめてみたかっただけです。
文章検定ですから、文章作成が一番大きな配点となっています。しかし、文章を書くだけでなく、文章を書く前提となる技能を問う問題も各級で出題されます。文章の中で適切な語彙を選び出すもの、段落構成について問うもの、文章の内容を読み解くもの。どれも文章を書くためには必要な技能です。他にも、要旨文の作成や手紙文の作成といった出題もあります。
微に入り細に入り文検はよく工夫されています。型を身に付けるのには、(最短ではなくとも)確実性があります。型を身に付けて初めて、自分スタイルの文章が書けると思うのです。まさに「守破離」の考えです。
みすみすなくすのは実に惜しい! 個人的に文検を応援したいです。カムバック!文検!
ああ、ちなみに、僕は文検2級取得者です。
○日本語文章能力検定協会 トップページ
今のところ、文検休止のお知らせが掲載されています。リンクもほとんど外されています。
http://www.kentei.co.jp/bunken/index.html
○自分のブログの記事から「儲けすぎ?! 漢検協会」
批判に高まる漢検に対し、別の側面から語ったものです。
http://tblb.blog.shinobi.jp/Entry/13/
7月になりました。
31+28+31+30+31+30=181
365÷2=182.5
7月になると、上の式のようなことを考えます。何を表しているかわかりますか?
すでにタイトルで種明かしをしているのですが、今日7月2日が「1年の真ん中」に当たる日です。正確に書けば、7月2日の正午が「2009年が始まった瞬間から終わる瞬間の中点」です。もちろん2009年に限らず、平年であれば、毎年7月2日正午がその年の真ん中に当たります。
2009年が半分終わって、年初めに考えた目標がほとんど達成できていないのに気づきました。残り半分で達成できるのでしょうか。いろいろと苦しい状況もあるのですが、倦まず弛まず焦らずがんばります。
新東京タワーこと東京スカイツリーの近くにあるプラネタリウム、ユートリア・スターガーデン(すみだ学習センター)に行ってきました。特別プログラムである「ヒーリングタイム ~コロナの輝きをもとめて}を見るためです。
ユートリア・スターガーデンのヒーリングタイムでは、解説の合間合間に曲が流れます。ラジオ番組をイメージするとわかりやすいです。その解説&曲が楽しみで、今まで2度ほど見に行きました。
いつもならここで観覧記録を書くところなのですが、今日は違う話題。
いつも入り口でアンケートをもらうのですが、今日は感想を書く用紙とは別にもう1枚付いてきました。そのもう1つのアンケートの内容が「幸せになる曲と元気になる曲」を尋ねるものでした。
不意をつく質問です。迷いました。むしろ困りました。
最初に思いついたのは『LOVE YOU ONLY』(TOKIO)とか『TRAIN-TRAIN』(THE BLUE HEARTS)といった曲。テンションの上がる曲です。でも、こういった曲で「カラオケで盛り上げる曲」ではあるけれど、イコール「元気の出る曲」ではないよなと思いとどまりました。プラネタリウムなのだから、まさか歌うわけにもいきません。
考えるべきは、聞いて元気になる曲です。
困りました。自覚があるだけになおさら困るのですが、僕はこういう発散思考というか、オープン・クエスチョンに弱いのです。感想や思ったことを書くのならまだしも、数多ある言葉の中から適切なものを挙げるのが苦手なのです。
今回の「幸せになる曲と元気になる曲」という質問。インターネットで検索をかければ、それこそ有名曲はたくさん出てくるのだろうと、頭をよぎりました。ならば、あまり有名な曲を答える意味がないのではないのか。損ことを考えてしまい、さらに自分を苦しめてしまったのです。
とかなんとか書きましたが、無難なところに結局は落ち着いてしまったのですけれども。
書いたのは2曲。『君という名の翼』(コブクロ)と『My Revolution』(渡辺美里)です。
がんばって少しそらしたつもりですが、どう考えても有名な曲ですね。インターネットの質問サイトでも、多数の回答が見られます。
こういう質問が来ても困らないように、自分なりの「○○な曲」とか「○○な本」とか「○○な漫画」を考えておきたいものです。質問されてすぐに答えられるのって、カッコイイと思うのです。すごく憧れます。
かつてテレビ朝日で放送していた情報番組『あしたまにあ~な』。早口で「あるある」と思わせるコメントがキラリと光る語りが楽しみで、たびたび見ていました。当時(今もそうかも)の下手のお笑い番組よりよっぽど面白く、ウイットに富んでいました。この5分のためにテレビのスイッチを入れたこともありました。
なんかふと思い出してYoutubeで検索をかけてみたら、懐かしいものがいろいろと見つかりました。
まずは実際の番組から。できれば1回分まるまる見られるのが理想なのですが、難しそうですね。でも、これだけでもおぼろげながら雰囲気は伝わります。
オープニングテーマも見つけました。聴いた瞬間「そうそう!」と懐かしい思いに教われました。
まずは、アイドルマスター版(この表現で正しいのかわかりませんが……)です。1番だけのようですが、歌詞が表示されます。
こちらが(多分、きっと)フルコーラスです。
歌詞を知って、番組で見ていたときには歌詞にまったく注目していなかったのに気づきました。こんな歌詞だったのですね。
【覚え書き】
▼番組は1997年から2005年まで放送。単純に8年間放送していたと仮定すると、
8×250=2000回
程度、放送していた計算になる。(250は年間50週×週5日という概算)
▼番組が伝えた情報の数はおよそ1万1000個にもなるらしい。
(上の放送回数から考えると、どちらかが合わない? 検証できていません。)
▼ナレーターは濱田マリさん。産休のときに、丸川珠代アナウンサーが代役を務めていたこともある。
▼タイトルの由来は、スペイン語で「また明日逢いましょう」を意味する「アスタ マニャーナ(Hasta mañana)」と日本語の「明日に間に合うのは」を掛けたもの。いつかの放送で述べていたもよう。
▼タイトルは『あしたまにあーな』ではなく『あしたまにあ~な』。けれどもグーグルで検索をかけると、誤っている『あしたまにあーな』の方がたくさん引っかかるという逆転現象が起きている。
▼オープニングテーマは『sweet strawberry toast』。テレビで使われていた歌いだしは
待ちくたびれたのはそう(韻を踏んでいる気はしたのですが、こんな歌詞だったのですね)
君がランチ忘れテレビと競争
カラフルな地球ながめて妄想
ゆうわくなんて忘れて飛び出そう
▼そのオープニングテーマを歌っていたのはesrevnoc(エスレフノック)。英単語「converse」(逆さの意味)をひっくり返したつづり。つまり「逆の逆」ということ。
▼『あしたまにあ~な』終了に関してこんな記事が……。
○ボーガスニュース『“明日”に不安感じる人急増 「あしたま!」終了で』
http://bogusne.ws/article/8114272.html
▼2009年6月時点で、横浜「放送ライブラリー」には保存されていない(もしくは公開されていない)。残念!
○テレビ朝日「あしたまにあ~な」公式サイト
番組は終わっていますが、サイトは残っていて(一部)バックナンバーの閲覧も可能なようです。
http://www.tv-asahi.co.jp/ashitama/
先日「新しい習慣を続ける難しさ」という記事を書きました。「やった!?」「Don't Break the Chain」をラリーになぞらえて、続けることの難しさを考えたものです。
「やった!?」「Don't Break the Chain」は何かを成し遂げたときにチェックを入れるものです。筋トレ・英語学習のような新しい習慣を身に付けるのを応援するツールですから、当然です。
ふと思いついたのです。成し遂げたときにチェックするのではなく、何かを我慢できたときにチェックしてもいいのではと。タバコや間食、夜更かしなどを我慢したいこともあるかと思います。1日の終わりに「今日も1日我慢できた♪」とチェックを入れる。
何かを成し遂げたときには、それだけで充分な快感があります。これに対して、我慢にはそんな途中の快感がありません。「やった!?」や「Don't Break the Chain」を使うと、我慢できた自分にご褒美を与えることができます。
タバコや間食、夜更かしなどのような行動に限らなくてもいいと思うのです。例えば、「人を傷つける発言をしなかった」「無駄なネットサーフィンをしなかった」なんて内容でも構わないでしょう。
「やった!?」や「Don't Break the Chain」。使い方しだいで可能性を引き出すことができそうです。もう少し考えてみます。
自分のアンテナに引っかかった面白いもの、興味惹かれるものも収集して記録しています。
不定期連載です。気の向いたときにお立ち寄りください。
http://bookdiary-k.blogspot.com/
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |