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2月23日、今週の月曜日、雨が今にも降ってきそうな曇天の中、お台場にあるソニー・エクスプローラサイエンスに行ってきました。
新宿からりんかい線接続の埼京線に乗り、東京テレポート駅へ。駅から徒歩5分くらいで着くとのことで、歩いて施設があるメディアージュへ向かいました。
途中、左手にフジテレビを見え、初めて見たわけでもないのに写真撮影。ゆりかもめの車窓からしか見たことがないので、いつもと違い新鮮でした。
すぐにメディアージュは見つかりました。5階にソニー・エクスプローラサイエンスがあるらしいので、エスカレーターで5階へ。
ところが、これが不幸を招くことに。
5階に上がって地図を見たら、今いるところからはソニー・エクスプローラサイエンスにつながってないとの説明があります。4階から迂回する指示になっているので、しかたなく4階に下ります。
方角を見定めて、歩いていくとなんだか暗いところに。歩けども歩けども5階に上がる階段が見つかりません。
建物の外に上に上がる階段を発見。ようやく5階のソニー・エクスプローラサイエンスに到着しました。
後で調べて謎が解けました。
メディアージュと連結するようにアクアシティがあり、僕は正しいメディアージュの入り口に入ったのですが、その後アクアシティに気づかず入り込んでいたらしいのです。ソニースタイルへの最短経路は、メディアージュの入り口に入ったら左折か右折(入り口によります)。すると、登り下りのエスカレーターがあるはずです。僕みたいに、猪突猛進、直進してしまうと、気づかずアクアシティに入り込んでしまいます。
で、ようやくソニー・エクスプローラサイエンスに到着したのでした。
到着したのが、午後2時まであと少しというところでした。ちょうど2時からプラネタリウムが始まるとのことで、さっそくチケット購入。
扉の前で待っていると、館内での注意事項の説明。いわゆる携帯・カメラ等の禁止の説明です。着席してから説明されることが多い中で、着席前の説明は珍しいですね。
扉が開き中へ。
中はそれほど大きくない様子。席数は30と少しくらいでしょうか。
席がベンチみたいに長椅子になっているのも、他では見かけない特徴ですね。必然的にリクライニングになりません。
着席して、すぐに、それこそ荷物を置いてコートを脱ぐか脱がないかといううちに暗転。「早っ!」とツッコミたくなるほどの早さ。
タイトルもなく投影が開始。唐突感がそらに増します。
そして、いきなり違和感が。正面の星が反時計回りに回っているのです。
「えっ、正面が北?」
もちろんそんなことがあるはずもなく、ただただ見せたい星に向かって、上下左右グリグリ動いているだけ。
池袋サンシャインシティ満天のプラネタリウムでも縦回転が見られることがあります。あれも普段見られない星座が映し出されるので好きなのですが、このソニー・エクスプローラサイエンスは奇抜さにおいて、軽く凌駕しています。
前半はいくつかの1等星を紹介するものでした。
冬の定番、おおいぬ座のシリウスやオリオン座から始まります。その後、りゅうこつ座のカノープスの解説。
「横着星」とも呼ばれるカノープス。北半球に位置する日本ではなかなかお目にかかることがない星です。先ほど書いた満天の縦回転では見ることができて、一人ほくそ笑んでいるのですが、解説を受けるのは初めてです。
続いて、ケンタウルス座のα星。太陽をのぞけば、地球から一番近い恒星です。
しぶいラインナップです。全く媚びることない、玄人好みの星々です。
正直、このロケーションにそぐわない気が。作っている人の趣味を全開に放出しているのかもしれません。
その後、メインの土星の解説。始めにタイトルが映し出されなかったから忘れていましたが、今日のプログラムは『RING WORLD ~カッシーニ、土星の謎を探る』。
太陽系惑星を解説していると、ガリレオのエピソードとリングがきれいだということで流されがちな土星を詳しく解説。
リングの構造や造られ方だけでなく、土星の衛星もきれいな映像として映し出されていました。「羊飼い衛星」にも触れられていて、なかなかよくまとまっています。
施設までの不親切な道案内とか座席の堅さとか忘れてしまうくらいの出来でした。
ただ内容は玄人好みです。ある程度詳しい人同士で行くと、後で盛り上がれること請け合いです。「詳しい人同士で行く」なんてシチュエーション、そうそうないとは思いますが……。
この日は、近くにある日本科学未来館にも行きたかったのですが、午後3時30分の最終投影に間に合わず。1日に両方を回ろうと思ったら、先に日本科学未来館に行った方が時間的に余裕が得られます。
ちなみに日本科学未来館へは、東京テレポート駅の正面から無料送迎バスも出ています。この無料バスはお台場を循環していて便利です。土日はすごく込み合いそうですが、そうでなければ快適です。
■ソニー・エクスプローラサイエンス 基本データ
※2009年2月26日(木)~4月24日(金)まで改装工事で休館
○場所
最寄り駅はゆりかもめ「台場」「お台場海浜公園」 駅から徒歩2~3分
りんかい線「東京テレポート」 駅から徒歩5分ほど
○ソニー・エクスプローラサイエンス 公式ウエブページ
http://www.sonyexplorascience.jp/
今日(2009年2月19日(木))、デイリーポータルZを見ていたら「スーパーのうずら卵から、ひな鳥ピヨピヨ!」という驚くべき記事が掲載されていました。
「あっ、ひな鳥!」
記事を読んでいくと、写真の中にひな鳥が写っています。ともすると見逃してしまいそうですが、何気なく、けれどもしっかりと写っているひな鳥。
この記事を書いたのは、加藤まさゆきさんという学校の理科の先生であるらしいのですが、おそらくひなが孵った日、学校中盛り上がったことでしょう。生徒たちにとっても(その瞬間に立ち会えなかったとしても)新しい生命の誕生を感じられたというのは、貴重な経験になったことでしょう。
思わず、今の興奮をしたためたくなりました。
○『デイリーポータルZ』の記事「スーパーのうずら卵から、ひな鳥ピヨピヨ!」 http://portal.nifty.com/2009/02/19/c/
ゲームにRPG(ロールプレイングゲーム)と呼ばれるジャンルがあります。ドラゴンクエスト(DQ)とファイナルファンタジー(FF)、この2つのシリーズが日本を代表するRPGといえるでしょう。
小学生の頃は、毎年のように販売されるDQやFFで遊んでいたものでした。僕らはDQとFFの進化を肌で感じながら、共に育った世代です。
そんなDQとFFですが、ファミコン版FF3には苦い思い出があります。
FF3を買ってもらったにもかかわらず、途中で挫折してクリアせずに終わっていました。
ラストボスに続く最後の最後のダンジョンがあまりにも長く、今でも語り継がれるくらい有名なのです。その上、ゲームの記録を保存することもできず、途中での中断ができないのです。2~3時間くらいぶっ通しでプレイしないとクリアがかなわないものになっていて、当時小学生だった僕は挫折したのでした。
そんな折、TSUTAYAをふらついていたらニンテンドーDSでリメイクされたFF3を見つけたのです。久しぶりにやりたくなり、思わず手に取りました。
結論から書けば、懐かしく、そして楽しくプレイできました。
やっぱりラストダンジョンは長く、正直辟易しました。けれども、この歳になれば徹夜プレイもできるしても誰かに文句を言われるわけでもないので、根気さえあればクリア可能です。
でも、FF3の魅力であるジョブチェンジは楽しかったし、クリスタルを巡るストーリーもなかなかよくできていました。
……とは書きましたが、クリアするまではキャラクターの薄っぺらい扱いが気になりました。
ファミコン版とは違い、主人公たちに名前がつき、それぞれのストーリーが加えられました。この進化は歓迎できる進化です。なんですが、キャラクターの書き込みが薄い。性格をほのめかせるストーリーが少ないために、唐突な感じが否めないのです。それで物語だけが進んでいく。
「もっともっとキャラクターを立てないと」なんて思いながらのプレイでした。
しかし、クリアしたら印象が変わりました。
FF3のストーリーは小説・漫画・アニメなどでありがちな成長物語ではありません。クリスタルを巡る冒険物語が主軸です。
だから、あえて残酷に書けばキャラクターはおまけで、もっと極端に書けば、主人公たちは物語のコマにすぎないわけです。
(ファンに怒られそうな乱暴な表現で、気を悪くしたらゴメンナサイ。悪意はありません。)
その結論に至ったとき、「まあこれもありかな」と思ったわけです。
キャラクター重視ではなく、冒険物語重視というのが、いかにも1980年代RPG的だなと思うのです。
つまり、ゲームの要素の一つである「ごっこ遊び」を体現するには、キャラクターの書き込みは「ごっこ遊び」にとっては逆に邪魔になるんですよね。
DQだと1作目から3作目まではキャラクターはそんなに立っていません。2作目はキャラクターがいないことはないですが、扱いは薄いです。4作目以降、主人公たちのキャラクターがゲームによって設定されています。
FFも1作目から3作目はキャラクター設定は薄く、4作目以降にはキャラクター設定が大きくなります。FF2作目は、主人公たちよりもその周りを巡るキャラクターの方が大きなウエイトがあったように思えます。
そういえば、かつて『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』という投稿漫画がありました。この漫画における主人公の扱いが、ゲームにおけるキャラクター性を象徴しているように思えます。
1作目から3作目まではゲームの中でキャラクーの設定が薄い分、作者ごとに違ったキャラクターの描かれ方が見られました。作者ごとの主人公がいて、同じ主人公なのに、違ったキャラクターが楽しめる状態だったのです。まさに描き手の自由がありました。
4作目以降からは、ゲームの中でキャラクターが設定されます。決められたキャラクター設定の元で創作漫画が描かれていました。
ゲームやアニメのように多額のお金を動かさねばならないコンテンツ産業は、メディアミックスを狙わなくてはなりません。
こんな時代だからこそ、このFF3のようなゆるいキャラクター設定のゲームはなかなか出にくい状況になっています。
どちらがいいという問題でもありません。時代が求めているのも事実です。キャラクターを立てれば立てたで、物語を動かしやすくなるのも事実です。
FF3をクリアして、こんなことを思ったのでした。
引き続き『部首のはなし』から。
○てんさい
「さとうだいこん」や「ビート」とも呼ばれる「てんさい」。北海道の主要な農産物で、さとうの材料として社会科で学習します。
この「てんさい」、漢字で書くと「甜菜」。「舌」に「甘い」。実にイメージが膨らむ漢字です。
実際に「甜」という漢字は、中国で「あまい」という意味だとか。中国では「甘」という漢字では「あまい」といういみにならないそうです。
○じょうぎ
「定規」の「規」は、元来、正しい円を描く道具を表す会意文字だったそうです。
「規」の「夫」の部分「ぶんまわし」、すなわち「コンパス」を表しているようです。
ここから「規則」の「規」という意味にもつながっています。
なお、直線を引くための「じょうぎ」は「矩」といったそうです。
この「規」と「矩」を組み合わせて作った熟語「規矩」。人が守るべき筋道を表す規則や法則を意味しています。
○かわ
「皮」と「革」。
「皮」の方は獣毛がついたままの「かわ」を意味していて、「革」の方は獣毛を取り去ってなめしたものをいうそうです。
「皮」が部首名となったときには「けがわ」。皹(ひび)・皹(あかぎれ)・皺(しわ)などの漢字があるそうです。
一方、「革」が部首となるときには「かくのかわ」「つくりがわ」と呼び、靴・鞭・鞄・鞍などの加工品で占められています。
「口」という漢字には「人の数」という意味があるらしいです。
阿辻哲次さんの『部首のはなし』p.18~19に書かれています。
『部首のはなし』によると、人間には口が1つしかない、だから「口」=「人の数」という意味が生まれたようです。
「人口」「口分田」にその例が見られるそうです。
この話を思わず記録しておきたくなったのは、「人口」も「口分田」も間違えやすい漢字だからです。
「人口」には「人工」という同音異義語があります。「口分田」は「区分田」とする間違いが多く見られます。
「へ~」と思わずうなりたくなります。しかも、“役に立つ”トリビアです。実にすばらしい!
○自分が書いている本の備忘録サイト『BOOK DIARY etc』より「部首のはなし」
http://bookdiary-k.blogspot.com/2009_02_01_archive.html#862503529293933727
自分のアンテナに引っかかった面白いもの、興味惹かれるものも収集して記録しています。
不定期連載です。気の向いたときにお立ち寄りください。
http://bookdiary-k.blogspot.com/
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